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七人のおば (創元推理文庫)七人のおば (創元推理文庫)
(1986/08/22)
パット・マガー

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::: ミステリ ::: ★☆☆☆☆


古典の名作です。
が、しかし、これはミステリなんでしょうか。。。?(´~`)
ドロドロの昼ドラに、毛が生えた程度のミステリか、ミステリの皮を被った愛憎劇の方がしっくりくるか。


タイトル通り “七人のおば” が物語に登場し、その大半を彼女達が暴れまわります。
暴れるといっても、おばさんたちが手に凶器を持って殺し合うとかいうスリリングな話ではない。
個人的には、そっちの方が面白いかも。。。なキャラクター設定ではありますが。。。(n'∀')η
その暴れっぷりとは、七人のおばたちの奔放で、俗物精神丸出しの生き方とでも申しましょうか。
とにもかくにも、さすがは7人姉妹、個性は違えどその強烈な人格破綻(笑)したキャラクターは圧巻です。
このキャラクターを創りあげたというか、描き分けた作者に拍手です。
はっきり言えば、トリック云々はもはや度外視。
ミステリ? 誰が殺されてもおかしくないし、もうどうでもよかろう。(´ー`)┌
姉妹同士で潰し合いの不毛な消耗戦をどうぞご堪能あれなのだ。。。(n'∀')η


そんなわけで、ミステリ要素が薄まった作品であり、心がささくれだつようなエゴだらけで、ドロドロの愛憎劇がとてつもなく苦手なわたくしとしては、当然の低評価であります。
遺産がらみの犬神一族の方が好きなのであります。
せめて、クリスティくらいあっさりしてると読みやすいですけど。。。



最後に、本書を読んだ方に一言。

あなたはどのタイプ?

わたくしは。。。


























※ これ以降ネタバレしてます。







































著者が描きたかったのは、ミステリではなく、やはり人間のエゴ。
許すまじきかな底知れぬ欲望なのでしょうか。
聞くところによると、七人のおばのキャラクター性は、 “七つの大罪” を象徴しているとか。。。
なるほど。
確かに、「傲慢」なクララに、「色欲」のドリス。。。「暴食」は、アル中のイーディス。。。と。
しっくりくるくる!'`,、('∀`) '`,、
強烈な個性ってやつも描きやすい上に、人間が持つ性ですから、万人に共感が得られるかも。
共感できても好感は持てないですが。。。


しかし、本書は悲しいかなミステリとして確固たる地位を築いてしまっており、わたくしにはいささか不服であります。( ̄ε ̄) ぶぅぶぅ
ミステリと思って読み始めたら、延々と骨肉の争いが続くわけですよ。。。
争いごとが苦手なわたくしとしては、もう、早く探偵出てきて解決しちゃって! と何度叫んだことか。。。(笑)
結局のところ、ほぼ全篇といってもいいが、話し手であるサリーの回想であり、その回想が骨肉の争い劇場なので、精神的に疲れました。(;´д`)
もうヘトヘトです。後味が悪いです。

その上、モテ期のバートが途中で行方不明。。。(゜ロ゜)
こ、殺された!? と誰もが思うわけですよ。
ま、まさかフェイクだよね?
と信じて読んでましたけど、まんま殺されてしまいましたよ。(゜ロ゜)
しかも、毒薬という小道具まで登場。
テッシーでも楽ちんに殺れるね! な展開に。(´▽`;)ゝ
もう、ミステリとして読む気は失せましたから、いいですけどね。(笑)

本書を読んでいて感じたのですが、こういった作品は、恩田陸さんあたりが書きそうな話だなぁと。
恩田先生の方がもうちょっとミステリタッチに仕上げてくれそう。
それか、湊かなえさんとか。。。こちらはもっと悪意たっぷりにやってくれそうです。(笑)


















(  ゚_ゝ゚) { 『人間ってものは必ずしも、然るべき事柄を悲しみ、然るべき機会に幸せを感じるってわけにはいかないの。世間のしきたりや陳腐な格言とは違ってね。』 フリーダムだね人生は♪







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