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::: ミステリ ::: ★☆☆☆☆


1988年刊行、著者のデビュー作。
『このミステリーがすごい!1989年版』 8位。


このミスで8位にランクインしたこと自体が理解不能な作品。
個人的に肌が合わないせいか、お勧めしたくない作品ではあるが、一般的な評価は良い傾向にあり、デビュー作でもあるので、あえてお勧めしないとはいいづらい作品ですかね。(笑)

物語はとある高校の教室で男子生徒が密室状態で死んでいる。
その事件を刑事、教師、探偵役の生徒・工藤順也らが解決していくというもので、1つの事件をあーでもないこーでもないと、数人で推論を繰り広げ、真相を解き明かしていくのだ。
下地は、古典的な本格ミステリの名作の手法を取り入れられていたり、作品に言及していたりと、メタ・ミステリとしての面白さはある。

意外だったのが、ガチガチの本格ミステリだと思っていたが、それよりも学校を舞台とした青春小説としての色合いが濃い。
ただ、当時(80年代)の高校生像を考えると、突飛で大人過ぎる人間像やキャラクター造型にリアリティがない。
キャラクターにも華がなく、地味で面白味がない。
また、ダラダラと続く観念的な文章は面倒なだけでしかない。
評価すべき点は、如何にして殺害されたのかとか、如何にして密室が作り上げられたのかではなく、何故、教室から机と椅子が持ち出されたのかというホワイダニット。
個人的には、その1点のみしか評価できない作品。














※ これ以降ネタバレしてます。







































本格ミステリで推理が二転三転する作品では、どの推理においても、読者が納得できるだけの解決案をいくつも用意していなければならない。
そして、真相においてはインパクトが重要視されると思うのだが、本書では、どれもあり得るが、どれも非現実的という解決だったりする。
構築度が粗く、多方面から批判されるのも致し方ないなと思わざる得ない。

学校を犯罪の根城にするという意表を突く発想も、本書よりも約10年前に発表された赤川次郎作品にあり、新鮮味がない。
また、事件と学校と暴力団の関連性が乱暴につながっている点が気になる。
キャラクターにしても学生という感じが全くしない。
大人が描いた学生というのが露骨に出ていて、子供の姿かたちをした大人。
せめて、舞台が大学だったらあり得るんですけどね。。。











(  ゚_ゝ゚) { 『誰かのことを知ろうとしないのは自分自身からも遠ざかることだ。』 別に知りたくない人もいるけどね。。。








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