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::: ミステリ ::: ★★★☆☆


浅見光彦シリーズ15作目。

旅情ミステリ、歴史ミステリ、社会派ミステリがウリの浅見光彦シリーズだが、本書は全く違います。
驚くなかれ、本格ミステリです!
しかも、クローズド・サークルとなった別荘地で起きる連続殺人!!
古典ミステリにチャレンジしちゃってます。(笑)
さらに、浅見ちゃんの幼馴染の野沢光子が登場し、“光光コンビ”で謎解きです。


物語は。。。
芸能界の大物、加堂孝次郎の箱根の別荘で行われる晩餐会に浅見光彦が招待される。
晩餐会では、過去に二年連続で不審な死亡事故が起きており、今回開催される晩餐会では未然に防ぐための探偵役として、光彦に白羽の矢が立ったのだ。
光彦は、パートナーとして幼馴染の野沢光子と共に別荘を訪れる。
そこには、芸能界を代表する14人の豪華な賓客が招待されていた。
しかし、そのうちの一人が毒殺されてしまう。。。


1987年のシリーズ15作目、初期作品でこんなことやってたんですね。(笑)
本書は、光彦シリーズでなかったというイメージがわたくしの中にあり、全くの未読でした。
感想は、意外と面白かった。
内田センセもやるときゃやるんですね。。。(笑)
正直、伏線の甘さとか、動機の適当さ、あいまいに片付けられている点もあり、本格としてフェアかどうかというと微妙。
ですが、本格的な謎解きミステリは、光彦シリーズではあまりお目かかれないので、満足かな。


















※ これ以降ネタバレしてます。










































意外と面白い作品ではあったが、問題点もチラホラでてくる。
まず、14人という登場人物をうまく動かせてない。
事件の検証がほとんどなく、浅見ちゃんの一方的な推理に終始している。
助手役として登場させた光子の役割がはっきりせず、いてもいなくてもどうてもいい存在になっている。
どれもボリューム不足からくる問題かなぁと思いました。
読みやすいのは良いのだが、ページの余白が多い上、約300ページは物足りなさ過ぎだ。
500ページの上下巻だったら、人物描写も深みを持たせられるし、登場人物達のアリバイ証言といった、事件の検証も本文中でできる。
まぁ、本格と言われるようなミステリを読んだことがない人には、ライトな作品なので丁度いいかもしれません。


今回の犯人は、片岡夫妻とその娘(?)の芳賀幹子。
犯行動機は、積年の恨みつらみから、加堂孝次郎とその他もろもろを殺害と。。。(笑)
どんだけ殺したいヤツがいたんだよと呆気にとられました。
本格度としては、3人のグルの犯罪に、毒殺とかなりユルい設定。
幹子が片岡夫妻の娘だという伏線もなかったと思ったし、毒殺も即効性でない河豚毒であり、誰にでもアリバイが作れ、必ずしも片岡夫妻の犯行でなくても。。。な状態に。
構築度はいまひとつですね。
まぁ、浅見光彦の本格チックなミステリが読めただけで良しとするか。。。


個人的には、これは浅見ちゃんに仕掛けられた大掛かりなビックリドッキリ大作戦なのかと思っていた。
名探偵として名を馳せている浅見某を、芸能界の有名人たちが殺人事件が発生する芝居を演じて、ドッキリに引っ掛けたのかと。。。
かくして浅見ちゃんは、殺人事件の犯人、事件の真相を見破られるのか? みたいな。(笑)
けど、実際に浅見ちゃんが死体を検死するシーンがあって、死亡を確認しちゃってたので、わたくしの思惑ははずれましたけど。(´ー`)┌











(  ゚_ゝ゚) { 『新人類はたぶん、明日があるなんてことを、最初からあてにしていないようなところがあるのじゃないですか』 そして刹那主義。









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