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::: 文芸・ノンジャンル ::: ★☆☆☆☆


著者の “モノローグ”シリーズ5作目です。
(勝手にシリーズタイトルつけてます。)

デビュー作から、立て続けに独白形式の小説ばかりを読まされて、何度、もういい加減飽きたからやめてくれと書き続けたことでしょう。(笑)
もはや、わたくしの中で、 “芸が無い作家” として定着してます。(´ー`)┌


今回の作品は、これまでのミステリ風の作品とは異なり、賞取り狙い(?)の文芸チックな出来。
殺人事件が起こるものの、その謎解きをメインにしたミステリではない。
あくまでも事件は引き金であり、それによる関係者達の人間ドラマを文芸タッチに描いている。
が、ハッキリ言って、著者には文芸作家としての才能は無いと個人的には思う。
前作 『Nのために』 の作中作「灼熱バード」が、腹を抱えて笑ってしまったほどの駄作だったせいもあり、メキメキと著者のメッキが剥がれ落ちている。
そして、個人的には、本書はこれまでの作品の中では一番評価が低い。
著者なりの現代の “家族” がテーマらしいが、こんなヤツいねぇよと、何度突っ込みを入れたかわかりゃしない人物造形には辟易です。
あまりにも現実離れした人物像に、イラつき度100%です。(笑)


“家族” がテーマのようだが、個人的には、家族の崩壊と再生を描く中で、人(家族)の幸福とは何か、とかそのあり方の問題提起なのかなぁと思えてしかたがない。
高級住宅地にマイホームを建てることが幸福なのか?
子供が進学校に通い、誰からも羨まれる子供に育つことが幸福なのか?
家族が一つ家に暮らすことが幸福なのか?
幸福の概念だとか、どう感じるかは主観と言ってしまえばそれまでだけど、10年前、30年前、50年前と比べると、日本の家族や幸福のあり方は、大きく変わってしまった現代。
内容はともかくとして、普遍的なテーマであることは間違いがなく、自分にとって家族とは、幸福とはなんだろう。。。と考えさせられる作品ではある。
















※ これ以降ネタバレしてます。







































結局、タイトルの “夜行観覧車” って作品に対してどんな意味があったんですかね?
最後までよくわかりませんでした。。。

本書は、最初から最後まで問題ありの作品だった。
まず、人物造形がひどすぎる。
遠藤家の母親の度の過ぎた妄想癖。(笑)
もはや、病気としか言いようが無い。
いくらお隣さんだからといって、子供に1万円を預けるという行為があり得ないし、その1万円が逃走資金になっているのではないかと、わざわざ駅の路線図を見に行ったりと、戦々恐々する様は、やっぱり病気としか思えない。
まぁ、癇癪持ちのガキのご機嫌取りをしてたら、頭もおかしくはなるが。。。(笑)

さらに、詮索好きの小島さと子には笑わせてもらった。
今時、わざわざお菓子のおすそわけを理由に、他人の家の事情に首を突っ込んでくるおばさんいますかね?
詮索好きおばさんの戦略はあからさま過ぎ。(笑)
それに現実では、騒音おばさんとか、ゴミ屋敷の住人なんかの登場で、下手にご近所さんと関わると、警察沙汰、裁判沙汰に発展するから、ご近所つきあいはしたくない、関わりたくないという人の方が圧倒的多数だと思うが。。。(´ー`)┌
結局、こういう独居おばさんて、子供(本書ではマーくん)にも見放され、楽しみを分かち合う友達もおらず、やることもない暇人だから、他人の事が気になるんでしょうね。
本書でも、犯罪者遺族の家の窓ガラスを割るなんていう、軽犯罪を犯しておきながら、その犯罪を正当化しようとするのだから、始末におえないうざいおばさんです。(´ー`)┌

高橋家では、主婦の鏡ともいえる上品な奥さんが、旦那を撲殺!(笑)
殺害の動機が贅沢過ぎる悩みで、ただただ呆れるだけ。(´ー`)┌
本書の登場人物にはまともな思考回路を持つ人間がいません。
高橋家の長男の彼女の言動もすごかった。(笑)
母親が父親を殺害して、次男は逃亡中という状況で、あたしと家族のどっちが大事なのよ!的爆弾発言が飛び出す。
それに従って、ノラリクラリと実家に帰るのをためらう腰抜け長男もひどい。

そんなイカレポンチなご近所さん達は、ラストでは仲良くなってハッピーエンドに。。。
遠藤家では、娘が実の母親に窒息死させられそうになった状況で、親子仲良くはどう考えても暮らせないと思うのだが。(´ー`)┌
イカレポンチ同士気が合ったとしか思えない破天荒な結末だ。


これほどまでに支離滅裂な作品は、あまりお目にかかれないのも事実であり、怖いもの見たさで読むのも良いが、怒りで血圧が上がることが予想されるので、これから読む方は体調管理に気をつけてください。(笑)













(  ゚_ゝ゚) { 『悼む相手も、責める相手も、なぐさめる相手も、みんな家族だということ、それだけだ。』 良くも悪くも。。。な存在が家族。








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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


















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父親が被害者で母親が加害者。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明... 粋な提案【2011/06/10 19:15】
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