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プロムナードプロムナード
(2010/05/28)
道尾秀介

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::: エッセイ ::: ★★★☆☆


著者のエッセイは本書が一冊目だと思う。
これまでほとんどの作品を読んできたこともあり、好きな作家の1人であることは間違いない。
そうなると、著者の創作に対する考えだったり、日常の生活ぶりなんぞを知りたくなるのが人情。(笑)
さっそく図書館で(すいません)借りてみました。


作家で成功した人物というのは、それなりの人生を経験してきたんだなぁ~と思えた内容。
別に波乱万丈というわけではない。
ただ、日常の平々凡々とした生活の中で、誰もが見向きもしないような事に気づく感受性が、とにかくするどいのだなぁと思いました。
幽霊くらい普通に見えてそうなほど。(笑)
それと、人生を変えるとまではいかないまでも、印象に残る出会いを経験している。
おもわず唸ってしまうような名言もあり、ただただ一日を消化するだけで精一杯の自分とは大違いです。(´ー`)┌















※ これ以降ネタバレしてます。







































ちょっと驚いたのが、著者の17歳の時に描いた 『緑色のうさぎの話』 という絵本。
画才がないと著者は謙遜してますが、意外にも結構うまい。。。
『みにくいアヒルの子』 が下地っぽい、毛色の違ううさぎが仲間の白うさぎ達から仲間はずれにされるという物語。
普通、仲間はずれのうさぎが、苦難を乗り越えて白うさぎ達の仲間になる。。。みたいな話を想像しがちだが、本作では残酷で悲しいけど、どこか希望を感じられる作品になっている。

絵本とはいうものの、これは子供に読ませるのはかなり微妙な作品。
というのも、物語のクライマックスで、白うさぎ達が人間によって銃殺されてしまう。
緑色のうさぎだけが野原で保護色となっていた為、命拾いをするという残酷な話だからだ。
著者の作品では、不条理がテーマになっているものが多く、若い頃から世の中の不条理だとか、理不尽なことを意識していたのかなぁと思えます。
ただ、残酷で悲しいだけの物語ではなく、残された緑うさぎには悲観さがなく、どこか希望や前向きさすら感じる救いがある。
こういう作風も著者の作品ではよく感じられる。

この絵本は、エッセイで語られる内容よりも、著者の人間性だったり、作風を如実に語っているような気がします。











(  ゚_ゝ゚) { 『小説と教科書との、一番の違い。それは、人の姿をしているかどうかだ。』 教科書には共感できない理由が解決。(笑)







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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


















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