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::: ミステリ ::: ★★★☆☆


浅見光彦シリーズ第105作目にして、デビュー30周年を記念した、3ヵ月連続刊行の第二弾。


浅見光彦シリーズの中でも、『贄門島』、『棄霊島』に続く“島”シリーズの三作目にあたる。
ほとんどの浅見光彦シリーズ作品は、歴史や文学などの知識や、舞台となる地域の風土、旅情観で溢れ、さらに、現代的な社会派小説としての一面を持ち合わせている。
殺人事件を扱ったミステリという殺伐とした題材を扱いながらも、インテリジェンスでパストラルな作品傾向にある。
その中でも、特異な作品が、本州とは異なる独特の文化や風土、生活が営まれている島が舞台となっている島シリーズだ。
歴史はもとより、宗教や因習といった民俗学的な部分が加わり、ある種、ホラーもしくはオカルト的な要素のする作品。
浅見版、金田一耕助シリーズのような作品とでも言おうか。
タイトルのつけ方からもおどろおどろしい雰囲気が伝わってくると思う。(笑)


今回は、淡路島を舞台にイザナギ・イザナミ伝説や牛頭天王伝説といった神話に始まり、歴史はもちろんのこと、神道、新興宗教、呪い祟りといった宗教から端を発するミステリーまで、お勉強だらけの上下巻になってます。(笑)
これだけでお腹いっぱいになってしまったせいか、肝心の殺人事件は、風呂敷を広げすぎた感じです。
東京の秋葉原を始め、数県の警察署を巻き込んだ大事件に発展していたのだが、尻すぼみ状態。。。( ̄~ ̄)
これもオカルト・ミステリーな島シリーズってことで諦めます。


事件解決のプロセスや結果には難有りだが、それ以上に歴史、宗教、民俗といった内容が非常に良かった。
どれも深いところでリンクしているだけに、深く掘り下げた内容になっている。
これだけでも必読の作品だと思う。
ただし、この手の話に興味の無い人には、若干小難しいと感じるかもしれませんね。
内容の濃さや難易度を考えると、2時間ドラマ向きでもないかな。















※ これ以降ネタバレしてます。








































そもそもは、神戸淡路鳴門自動車道建設に関する、建設資材の強度試験データの改竄や、建設会社から政治家への献金をほのめかす裏帳簿の存在などの告発が事件の根幹にあったのですが、途中で方向転換。。。
ある意味、どんでん返し。
大物政治家犯人説は、さすがに読者に飽きられていると悟ったのか?(笑)
それとも、地元や建設関係者から、風評被害になるとクレームがきたか?(笑)
それにしても、殺人事件は、全て新興宗教の一狂信的信者の犯行とするのは乱暴すぎる。。。
そんな解決でいいのなら、ミステリはなんぼでも書けそうな気がする。。。

かたや呪殺を信じている男の復讐劇という展開だが、自ら手を下して殺害するのはおかしくないか?
復讐すんなら、目には目をで、ここはやはり呪殺しかないだろうに。。。
信じてるんならおまえも拝み屋に頼んで、相手を呪い殺せばええんとちゃうの?
それをしないってことは、呪殺なんかありえないと思ってるからと思うのだが。。。
矛盾を感じる心理です。
ええ年こいたおっさんが、父親を呪殺されたと、いつまでも復讐心かかえて生きているというのも、現実感がないですね。

どっちの事件にしても、現実的な解決とはいかなかったせいかどうもすっきしりない。
被疑者死亡っていう楽ちんな解決は納得はいかんな。














(  ゚_ゝ゚) { 『信仰は人が死んでも消えへん。』 呪いもな。。。(O_O;)









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