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::: ミステリ ::: ★★☆☆☆


浅見光彦シリーズ第105作目にして、デビュー30周年を記念した、3ヵ月連続刊行の第三弾。


名古屋の名家・正岡家の別荘だった陽奇荘で、愛用されていた古い仙台箪笥から発見された謎の漢詩をきっかけに、名古屋と奥松島で二件の殺人事件が発生する。
事件の依頼を内密に受けた浅見光彦は、事件と漢詩に隠された謎の解明に奔走する。。。


浅見光彦シリーズではレアな、暗号モノのミステリでした。
近年のシリーズは、貯金を元に執筆する手抜きの遣っ付け仕事というイメージしかなかったのだが、30周年記念作品という冠があったせいか、取材はきっちりしたようです。(笑)
舞台となった名古屋、奥松島や、本文で登場するモデルとなった建物、漢詩、汪兆銘という実在の人物まで、参考文献でしっかりお勉強もされて、力が入ってます。
それだけに、事件の背景はかなりリアリティがある上、内容も深みがあり濃密。
個人的に汪兆銘という人物に魅力を全く感じないので、歴史としての話には興味はそそられませんでしたが。。。

しかし、事件(ミステリ)に関するプロットは、かなり甘い。
著者の場合、歴史や地理に重きを置くと、ミステリ部分がご都合主義になるというように、バランスが悪いのは確かですが。。。
個人的には、歴史の謎にミステリが絡む“伝説”シリーズを評価しているので、こちらの新作をスペシャル企画で発表して欲しかったなぁと思いましたね。。。














※ これ以降ネタバレしてます。








































突っ込みどころを挙げだしたらきりが無いのだが、いくつか書いておく。
まず、犯人像があまりにも短絡的に作っているのがひどすぎ。
殺人に至るまでの動機も、錦恵お嬢様と対等の地位を得るために蓄財を始めたが、いつしか蓄財すること自体が目的となり、正岡家の財宝に目がくらんで殺人という犯罪に手を染めてしまった。。。
なんつ~動機ってあんのかなぁ~?( ̄~ ̄)

漢詩を使っての暗号解読はなかなか面白いのだが、財宝が隠されていると思われていた場所が、敷地の庭っていう設定も安直すぎる。(笑)
そんなものわざわざ暗号にして、しかも隠し箪笥に隠したところで、土地が人手に渡ったり、敷地を削って増築しようと、重機で掘り起こしたらすぐ見つかっちゃうから、あんま意味ねぇ~し。(´ー`)┌

それに、いつものことだが、登場してくる女性陣は、どいつもこいつも浅見ちゃんに色目使うことしか考えてなさそうなアホ女。。。(笑)
初期作品と比べると、清楚でかしこいヒロインが出てきません。

浅見ちゃんが事件の核心に迫るだけの根拠が乏しい。
論理的思考ではなく、直感探偵になってしまっている。


取材と史料に基づいた良い内容だっただけに、
もうちょっと事件も綿密にプロットを考えられていたらと残念に思います。









(  ゚_ゝ゚) { 『警察は近すぎますか?』 イヤミがキツイ。










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