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『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)
(2009/03/13)
北山 猛邦

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『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)
(2005/02)
北山 猛邦

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::: ミステリ ::: ★★☆☆☆


“城”シリーズ4作目。
一応、本書で打ち止めらしく、以降続刊はありません。


あらすじは。。。
「ギロチン城」と呼ばれるいわくつきの館の住人から、助けを求めるメッセージを受け取った自称名探偵のナコと頼科は、早速、車で館に向かう。
そして、車の故障を理由に、館の主人に投宿を求め進入に成功する。
ところが、その夜を機に、館の住人が次々と首を切られ殺害されていく。
何者かの手によって、館の出口は封鎖され脱出が不可能となってしまう。。。


本書では、「スクウェア」と呼ばれる降霊術がミステリの核になっている。
「スクウェア」というのは、四角い部屋の四隅を1~4の順を決め、部屋を暗くし、四隅に人を一人ずつ配置する。
そして、1番の角の人が、左回りに(反時計回り)に2番の角に進み、そこにいる人の肩をたたく。
叩かれた2番の人は、同様に、3番の角へ進む。
最後に肩を叩かれた4番の人は、1番の角へ進むことになるが、1番の人は2番の角に留まっているため、本来なら、4番の人は肩をたたく人がいないことになる。
そのため円運動(リレー)は途絶えてしまう。
ところが、降霊が成功していると、1番の角には霊が出現しているため、延々と円運動が繰り返されるという現象。
いわゆる、「こっくり」さんの類の都市伝説的なもの。

トリックの根幹はこの「スクウェア」であり、アイデアは非常に面白い。
神秘性や、伝奇的な世界観も悪くない。
ただ、リアリティは欠片も無い。(笑)
アイデアだけで、論理ですら不可能と思える無謀トリック。
しかも、図による解説もあるが、複雑過ぎてついていけない。(´ー`)┌
相変わらず、何一つ共感できない、記号化された、とってつけたような登場人物(主人公も含め)と味気ない人物描写。
徹底して破壊しつくしたリアリズム、本格ミステリだけど、アンチ小説という奇妙なアンバランス加減。(笑)
このアンバランスな感じが好きか嫌いかで読み手を選びそうです。




















※ これ以降ネタバレしてます。









































前作の 『「アリス・ミラー城」殺人事件』 が高評価だったが、本書はいまいち。
「スクウェア」のトリックのアイデアは素直に拍手したいところだが、複雑過ぎて何が何だか。。。(笑)
わたくしは、床が自動で動いてるもんだと解釈したいのだが、どうもそうでないらしい。( ̄~ ̄)
そうなると、建築学的に無理じゃないの? な構造になってしまう。
この物理トリックを見破れと言われても、もっと無理でしょう。(´ー`)┌
まさか、この強引なトリックのせいで不評を買い、“城”シリーズは事実上の終結ということなんでしょうか。
そう勘繰りたくなるような荒業ですよ。。。

それとも、一見してメイントリックとも思えるものが副菜だったとか?
わたくしは、どうしても人体認証システムのトリックの方が面白いと思うせいか、実は、こちらの方が主菜なのではと。。。

派手な大量首チョンパよりも、人体パズルの方がある意味えげつないのかもしれないが。。。











(  ゚_ゝ゚) { 『死との距離があらゆる人間を人間たらしめる』 距離感つかめてない人がほとんどですが。








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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


















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