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殺人はそよ風のように―赤川次郎プレミアム・コレクション (光文社文庫プレミアム)殺人はそよ風のように―赤川次郎プレミアム・コレクション (光文社文庫プレミアム)
(2010/03)
赤川 次郎

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殺人はそよ風のように (光文社文庫)殺人はそよ風のように (光文社文庫)
(1984/09)
赤川 次郎

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::: サスペンス・ミステリ ::: ★★☆☆☆


1984年の作品。
学生時代に2、3回再読した記憶があるが、そのイメージでは悪い印象は全くなく、面白かったはず。。。
2010年に新装版を再び読んだが、こんなんだったっけ? と拍子抜け。
年齢を重ね過ぎたせいで、若かりし頃の感性を呼び戻すことは出来なかったようです。(笑)

ストーリーもすっかり忘れていたが、確か、アイドル歌手が殺人事件に巻き込まれる青春ミステリだったと思った。
まぁ、大筋は合っているのですが、事件の動機や背景が、2010年だから受け入れられるであろうというか、あってもおかしくはない設定だが、1984年という時代性を考えると、その当時の少年少女が読んだら衝撃的な物語なんだろうと思う。


謎めいたアイドル歌手・星沢夏美が、殺人事件の容疑者となり、ひょんなことから彼女の熱狂的なファン・本堂克彦と妹の千絵が、夏美と共に事件解明に乗り出す。
いわゆる巻き込まれ型のミステリであり、中盤では、千絵が夏美と間違われ誘拐されたり、事件の渦中にある夏美が予定していたコンサートに登場するのか? といった、サスペンス要素もある。
読者を飽きさせないスピード感のある展開は、赤川センセの真骨頂。
もう少しストーリーに厚みがあれば、映像化に向いたエンターテインメントな作品になるのではないでしょうか。

新装版文庫は、表紙のデザインがとっても良いです。


















※ これ以降ネタバレしてます。









































学生時代は、ただ単純に、素直に本書が面白いと思っていたのだが、大人になって改めて読むと、それだけでは物足りなく感じる。
フィクションだと理解していても、どうしても現実世界と比較してしまうのでしょうね。

アイドルが殺人の容疑者とか、同性しか愛せない男女の偽装結婚とか、現実にはありえてしまう現代ですから、何の違和感もなく読んでしまいますが、わたくしが学生の頃はかなり驚きの展開だった。
偽装結婚なんて、アガサ・クリスティがよく使うネタですけど、一種のトリックと変わらない驚きをくれます。
また、ベッドの下に押し込められた死体を発見するシーンとか、突拍子も無いというか、意表を突く展開はさすが赤川センセです。


失礼ながら赤川センセの作品は、大人になって読むとガッカリというパターンが多いのですが、本書は、作品が作られた背景というのを知ることで、新たな一面を垣間見ることができる。
赤川センセは、クラシック音楽が大変お好きなことで有名ですが、本書は、オペラのある楽曲がモチーフであり、物語には深い意味や思いがあったことを改めて知りました。
クラシック好きも楽しめる一冊ですね。













(  ゚_ゝ゚) { 『114万部の傑作サスペンス!』 印税ウハウハですね。








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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


















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