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::: ミステリ ::: ★☆☆☆☆


バンクーバー冬季オリンピックでの特需を狙うつもりか?
直木賞作家ともあろうベテラン作家は、金儲けに余念が無い。
著者は、ヒット作を出すと、途端に次作はクオリティ最低のやっつけ作品を堂々と発表するなぁ。。。
『新参者』 でちょっと誉めたと思ったらこれだよ。。。( ´ロ`)

2004年から雑誌での連載を開始しているが、途中、掲載誌が変更され、連載期間にブランクがある。
オリンピックに間に合わせたためかどうか知らないが、急ごしらえで調整したかのように、物語に一貫性を感じられない。
また、初出当時は、 『フェイク』 というパズルミステリを連想させるようなタイトルだったものが、 『カッコウの卵は誰のもの』 と、親子の情愛を印象づけるようなタイトルに改題されている。
またも心の無いエセ感動ものを押しつけてきやがったと、失笑。


本書は、注目されている “遺伝子” 解析による選手の発掘など、スポーツビジネスに光を当てつつ、ウィンタースポーツに特化した才能を持つ選手と、その親との絆をミステリタッチに描いた作品。

ミステリとして見た場合、オチもばればれな内容であり、薄々、タイトルから察すると思うが、子供の取り違い(正確には誘拐)が、謎のポイントになっている。
こういったネタは、多くのミステリで使われている手垢まみれのネタであり、何ら新鮮さはない。
さらに、犯人の人物造形に矛盾があり、違和感あり過ぎ。
文章も会話ばかりで、小1時間ほどで読了できてしまうほど簡素。
直木賞作家として堂々と本にするレベルじゃない。( ̄ε ̄)
著者の作品としては、 『ダイイング・アイ』 、 『夜明けの街で』 に匹敵する駄作である。

















※ これ以降ネタバレしてます。









































ミステリについて言うと、赤ちゃんの誘拐のカラクリに関しては、よくあるパターンなんで、もう書く気もおきない。
ただ1点だけあげるとしたら、出生届の問題。
わたくしは子供を産んだことがないのでわかりませんが、出生届の偽造って無理でしょう。。。!?
そもそも、一般ピープルは、出生届がどんな用紙なのかもわからないし、出生届の偽造がまかり通ったら、それこそ、子供の欲しい親は産科から赤ちゃんを盗み放題じゃないですか?(´~`)


問題は、犯人像の人物造形だ。
本書の場合、計画犯である上条文也と、実行犯の鳥越克哉の二人。
まず、鳥越ですが、甲斐性の無い生活のせいで、息子に、彼の意に沿わないスポーツをさせてしまう羽目になった、という前提がある。
しかし、オヤジは、若い頃から登山に夢中だった山男という設定のはず。
しかも、無酸素登頂とかしちゃうハードな登山家。
肉体的にも精神的にもタフじゃないとできないスポーツをしていた人が、就職難、失業中、生活苦とはいえ、息子がいるのに超弱気なダメオヤジに変貌するかなぁ~?(´~`)

上条はもっとひどい。
白血病で今にも死にそうな男が、人を、しかもアスリートとして将来期待されている若い女性を、傷つけるために計画的な犯罪を起こします?(笑)
そんな気力ないと思うところだが。。。
余生を静かに過ごすことに大切な毎日を使いません?
しかも、ちょっとケガして欲しかっただけで、殺すつもりはなかったと言われても、ターゲットの乗るバスに爆弾仕掛けたら、ちょっとのケガで済むとは思えないんだが。。。┐('~`;)┌
矛盾してません?
脅迫状を送ったり、人を使って爆弾を仕掛けたり、爆弾でなくてもケガをさせる方法はあるのに、わざわざ回りくどい手段を取っている。
爆弾に関してさらに言えば、本書のように、ターゲットと別の人間がケガをする可能性については考えられなかったのか? とか、他にも、上条は、 “与えられた時間をどう生きるかということこそ肝心” と言っておきながら、自分の病気のせいで緋田親子に迷惑がかかることがわかっていながら、父親が緋田親子に接触することについて、ダイレクトに本人が父親を説得してない。(´~`)
何にしても、まともな大人の取る行動ではない。
善人ぶってラストで事件の真相を語る上条だが、人間性に矛盾があり過ぎてついていけない。(笑)

犯人、被害者、選手を食い物にする会社、登場人物はどいつもこいつも、最後は “善い人” 扱い。。。
テーマが重いわりには、登場人物も内容も薄っぺら。
土ワイレベルの強引な幕引きで、甚だしくリアリティを欠いている。
ミステリもドラマもやっつけすぎ。



作品としては、誉められたもんじゃないが、 “才能” って何だろうと考えさせるテーマだけは良かったです。














(  ゚_ゝ゚) { 『親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。』 駄作を投じてくる著者を揺さぶったほうが。。。









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