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::: ミステリ ::: ★★☆☆☆


浅見光彦シリーズ第19作目。

恐山の霊媒師・イタコを取り上げていることもあり、超常現象的な演出で、怪奇ミステリちっくな本書。
ちなみに浅見光彦シリーズの80作目 『ユタが愛した探偵』 では、沖縄のイタコことユタの女性が登場する作品もある。
内田版ホラー・ミステリといったところ。


著者自身、推敲に推敲を重ねた思い入れのある作品らしいですが、わたくしにしてみれば、普通としか言いようが無い。( ̄へ ̄ii)
ただ、犯人側の心理を考えると、怨霊に祟られていると思わざるを得ないような状況設定は、よく練られていると思う。
普段は、幽霊とか呪いなんてもんは、迷信や非科学的だと思っているはずなのだが、自身や知人が気味の悪い体験をしたりすると、ドキっとして、時に冷静さを欠いてしまうことも事実だったりする。
超常現象的なものは実は存在するんじゃないかという思いは、意外と心のどこかに潜んでいるものなんですね。
後ろ暗いことがある人はそういうことに敏感だったりする心理が本書ではよく出ていたと思う。

















※ これ以降ネタバレしてます。







































今回の犯人は、テレビドラマのプロデューサー・井出。
二十数年前に自殺した恋人の復讐殺人だった。
その自殺した女性に瓜二つのヒロインが登場してきたもんだから、彼女を巻き込む大事件になってしまったわけです。
犯人の井出にしてみれば、昔の恋人に瓜二つの女性が出現したと思ったら、恋人を死に追いやった男と再会する。。。なんて奇蹟というよりは呪怨ですよ。(笑)
買いたい時が買い時じゃないですが、殺さずにはいられない絶妙だけど、悲しい偶然だったと。。。
な~んて、現実的には偶然にもほどがある!な出来過ぎなシナリオです。
お昼のメロドラマレベルのチープさです。(笑)

今回の事件でどうにも納得がいかないのが、イタコのサキばーさんを殺害する必然性ですね。
井出にとっての復讐劇では、サキさんは出演者でなかったはずなのに、なにも殺すことはないじゃないかと思います。
しかも、井出はガンで余命いくばくもないっていうじゃないの!?
尚更、何でサキさんを手にかけたのか理解不能。
サキさんのイタコ証言にビビッちゃったからなんでしょうけど、冷静に考えたらそんなの警察でも取り合わないでしょうし、証拠にもなりようがない。。。(´~`)
犯罪に手を染めた、人を殺した、そういった犯罪者にとって、非科学的な現象ですら見過ごせずにはおけないんでしょうね。
そういう愚かな犯罪者の心理を表現する上で、サキさんの死はシナリオ上必要だったのかもしれない。
合掌。。。











(  ゚_ゝ゚) { 『あなたを守るのは、究極的にはあなた自身であることを忘れないでください。』 保険をかける光彦くんであった。








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