上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

しらみつぶしの時計 (ノン・ノベル)しらみつぶしの時計 (ノン・ノベル)
(2011/02/11)
法月綸太郎

商品詳細を見る


しらみつぶしの時計しらみつぶしの時計
(2008/07/23)
法月 綸太郎

商品詳細を見る



::: ミステリ ::: ★★☆☆☆


1998年~2008年にかけて発表されたノン・シリーズ短編集。
全てミステリ作品かと思いきや、そうでないファンタジーな短編もあったり、リドル・ストーリーや、クライム・ミステリ、パスティーシュとコンセプトも統一感がない。
秀逸な短編もいくつかあるが、寄せ集め的に一冊に纏められてしまっているので、何だか勿体無い気がする。
そのせいか、タイトルもインパクトが無く、装丁・デザインも金がかかってないし、野暮ったい。(´ー`)┌
これで¥1,700とは。。。サギか?


個人的には、 「ダブル・プレイ」 と 「盗まれた手紙」 がお薦めです。
意外性と論理性が両立していて、気持ち良く読める。














※ これ以降ネタバレしてます。








































「使用中」

何が? と思ったが、公共トイレの個室のことだった。(笑)
意外性抜群で、グングン引きこまれていく内容なのに、何故か尻切れトンボで終わる。
何がリドル・ストーリーだ。。。もう続きが気になって仕方ないじゃないか。(´ー`)┌
1つの手法であるのはわかるが、ミステリ作家がそれやっちゃうと、オチが考えられなかったのか!? と疑ってしまう。



「ダブル・プレイ」

本書のなかで1番好きな短編。
交換殺人を計画し、妻を殺害しようとする夫だが、返り討ちにあい殺害されるというクライム・ミステリ。
殺害に使われた凶器の野球のバットというジョーカーを、誰が手にするのか、サスペンスとしても楽しめた。
ただ、読んでいてオチがみえてしまうし、夫婦揃ってお互いを殺害しようとする動機が薄い。
さらに、夫が妻の罠にかかったことに気づく為の伏線が甘かったりと、欠点もある。。。



「素人芸」

はずみで妻を殺害してしまった夫が、犯行を隠蔽しようと画策するクライム・ミステリ。
浪費癖の妻に、ストーカーのように干渉してくる隣家の住人と、心理的にイラっとする設定。(笑)
ミステリというよりは、サスペンスですね。
しかし、腹話術の人形ごっごは、ブラック・ユーモアと言えば聞こえは良いが、個人的には失笑でした。



「盗まれた手紙」

外国が舞台のミステリ。
個人的に、外国人作家のミステリはあまり読まない。
登場人物が覚えられないとか、生活環境がよくわからないとか、訳が理解不能とか。。。いろいろ理由がある。
本作は日本人が書いているとはいえ、なかなか集中できなかった。
特に前半は政治的なおかたい話もあり、真剣に読まなかった。
しかし、鍵つきの箱からどうやって手紙が盗まれたのか? この謎の解明は非常に面白かった。
物語としての取っ付きづらさが無ければもっと良かった。



「イン・メモリアム」

何度読んでもオチがわからない。
ミステリというよりは、 『世にも奇妙な物語』 っぽいのですが。。。



「猫の巡礼」

ミステリとは何の関係も無い作品。
ちょっと不思議なファンタジーですよ。。。
ミステリ短編集だと思って読んでいるわたくしにとっては、真剣に読んで損した気分になる。



「四色問題」

都筑道夫の 『退職刑事』 のパスティーシュ。
いわゆる安楽椅子探偵なのだが、題材が戦隊モノであり、真剣に読みたくなるテンションにならず。



「幽霊をやとった女」

都筑道夫の 『酔いどれ探偵』 のパスティーシュ。
「盗まれた手紙」 同様に外国が舞台の作品。
著者はどうも外国かぶれなところが好きになれない。
ただ、下手糞な訳者が書いた外国作品を読むくらいなら、日本人のミステリ作家が書いてくれた方が読みやすい。
ミステリとしては、 「ダブル・プレイ」 同様に良作なのだが、個人的にハードボイルドな作風が肌に合わない。
フーダニットにしても、バレバレなところがいまいちです。



「しらみつぶしの時計」

著者は数学が得意なんですかね?
以前にも数学的なミステリを読んだ記憶がある。
物語としてのミステリではなく、パズルゲームとしての要素が強い。
好きなタイプの作品ではあるが、数学が絶望的にダメなわたくしにするとチンプンカンプンだった。(笑)
なんとな~く何を言っているのかわかる程度。
ラストのオチもバカミスっぽいので、真剣に謎解きしていた読者はがっかりするかも。。。



「トゥ・オブ・アス」

ミステリというよりは、幻想小説っぽいのでしょうか。
怪談を聞いた後の、背筋が寒い感じがする作品でした。





ミステリ短編集と思い込んで読んだせいか、そうでない作品を読んだ後、結構がっかりしたので、あまり評価がよくないですね。
もうちょっと作品が集まってから編纂した方が良かった。










(  ゚_ゝ゚) { 『神の命題か、悪魔の謎かけか!?』 そこまでの緊迫感はない。







スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


















管理者にだけ表示を許可する


無数の時計が配置された不思議な回廊。 その閉ざされた施設の中の時計はすべて、 たった一つの例外もなく異なった時を刻んでいた。 すなわち、一分ずつ違った、一日二四時間の時を示す一四四〇個の時計-。 ... 粋な提案【2012/05/05 23:56】
| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 snook. de book, All rights reserved.



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。