図書館戦争図書館戦争
(2006/02)
有川 浩

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::: SF・アクション・ラブコメディー ::: ★★☆☆☆


なんだかすご〜く話題になった本っつ〜ことで、ミステリーではないらしいが図書館で(笑)借りました。

第一印象は、ハードカバー(単行)でしかもハリポタ並みに厚いなと思ったこと。
それと、ごちゃごちゃちまちましたイラストのデザイン・装丁のセンスの無さ。
税別で¥1,600にもかかわらず、読了後は中身の薄っぺらさにガッカリだったこと。
これ、誰が見てもティーン向けの小説、なのにハードカバーですかぁ〜?
ライトノベルズで丁度いいかと激しく思うのですが。。。


読んだ印象としては、設定とかそれら諸々全ての感性の古さが際立つ作品。
30〜40代の女性が子供の頃に読んでいた、 『キャンディ・キャンディ』 のような古〜い少女マンガの世界ですな。
作者は登場人物らに言わせてますが、わたくしも敢えて言おう。

“痒い”

痒すぎ。。。(´ー`)┌
アトピー発症しちゃうほど、痒い。
おばさん世代で読書バカのわたくしとしては、ある作品を挙げたい。
新井素子原作の “星へ行く船シリーズ” だ。
『星へ行く船』 に始まり、外伝を含め8冊ほどシリーズ化された。
同じくSFでアクションありのラブコメディー作品でもある。
世界観を含め、ディテールは全く異なる作品だけど、イメージがダブるんですよ。
新井さんの作品は、1980年代から1990年代前半に出版されたもので、20年以上前の作品でありながら、本作と比較しても新井さんに分があると思えてならない。

何がそう感じさせるのかというと、 “ガキ臭さ” なのだと思う。
山奥に潜んで戦争ゴッコをする大人を見る感じです。
モデルガンとか、迷彩服といった小道具も準備して、隊長!とか言い合って遊ぶあの幼稚なヤツです。
大人がゴッコ遊びして何が悪いって開き直り感がある。
手間と時間をかけ、とても凝っているわりには、結果的には役に立っているわけでもない。
本作はそこまで悪いとは思いませんが、中身がないってことは確か。
なので、感銘も受けない。
同じようなティーン向けの小説でありながら、一人相撲、自己満足という言葉がピッタリな日記のような作品でなく、表現力やテーマ性のある新井作品の方が圧倒的に評価が高くなるのは当然ですかね。
アダルトチルドレンが自分の為に書いたティーン向け小説と、大人が子供達の為に書いたティーン向け小説の違い。
また、本と戦争を強引に直結している点が、最後まで違和感を拭えなかった。
ストーリーはメチャクチャ盛り上がっていて、テンション高いし、青春しちゃってるんですが、それも昔の青春ドラマを見るようで引くというか、冷めてしまう感じですかね。


しかし着眼点と、発想力は大したものだと思います。
文章も難しければいいってもんじゃないですし。
若い人が面白いと言うだろうことが想像できる範疇に収まっている内容だとは思う。
わたくしが10代前半だったら買ってたし、もっと好きになっていたと思う。
本作を読むにはわたくしは年を取り過ぎた。。。(´ー`)┌
逆に言えば、年齢層が狭い作品ということになる。
そう考えると、本作はどの世代をターゲットにしているのかが謎である。
昔ならいざ知らず、今時、ティーン向け小説は、大概ノベライズか文庫というのが相場であり、子供が手を出しづらいハードカバーで売るってことは、大人の皆様にも挑戦状を叩きつけていると思われても仕方ないと思うのですよ。
かくいうわたくしもティーン御用達の作家とは知らずに読んだわけですから。
そうなると、大人様でも絶えうれるような内容にしてくれないと。。。

本作はシリーズ化されているらしいので、今後どういった内容になっていくのかはわかりませんが、一応、最終巻まで読めればとは思っていますが。。。












※ これ以降ネタバレしてます。





































本文読む前に、あらすじもちゃんと読みました。
大袈裟な内容だなぁとは思いました。
思いましたが、個人的には図書館業務に従事している図書館員らの日常を、面白おかしく書いたエッセイ風の小説と勝手に思い込んでいました。(´ー`)┌
もちろんSFではなくて。
というのも、近年図書館を利用する人達のマナーの悪さが目立ってきており、メディアでもかなり取り上げられているから。
図書館と利用者との問題を戦争に例えてるのかしら。。。?
なんて思って、読むのをかなり楽しみにしていたのですが、正直なところ戦争ゴッゴと変わらない内容にガッカリだよ。。。(´ー`)┌
これ、読んで絶賛するのはガキだけだよなぁ、実際。

有川浩という名前から、著者を始め男性かなと思ったんですが、読み始めてすぐこりゃ女性だなと確信。
女性脳っつか、乙女脳むきだし(笑)の文体なので、男性キャラクターもいわゆる王子様タイプですか?
自衛隊のような組織にいる男達なのに、荒っぽさっつか、汗臭さ(笑)がなかった。
乙女による、乙女のための小説ですな。(´ー`)┌


著者は本を愛している人なんだろうなぁとは思う。
そこんところはヒシヒシと伝わってくるけど、図書館の本を取り上げつつも、その裏側だったり、利用者のマナーの悪さといった、図書館が抱える問題については取り上げていないんですよね。
まぁ、作家だから読者はお金を出して本屋で買って欲しいところなんでしょう。
しかし、読者も若い人が多いと思うし、敢えて踏み込んだ内容で勝負してくれたら良かったのにと思わずにいられない。







(  ゚_ゝ゚) { 『乙女が! 乙女がここにいます軍曹ー!』 大爆笑です。








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