::: エッセイ・コミック ::: ★★☆☆☆
本好きの本読みは読むべしと言われたので、図書館で借りてみました。
わたくしが本書を読んでいる時点で、既に、 『今日の早川さん2』 が刊行されているらしいので、一応そっちも図書館で予約。
著者はブログ発信から出版にこぎつけたそうで、何やら胡散臭さを感じます。
以前、 『オカマだけどOLやってます。』 という本を図書館で借りた。
この本もブログあがりのど素人本でしたが、読んでいて腹がたった記憶があり、この手の本には期待してません。
本の内容は、オールカラー(生意気にも)の4コマコミック形式のエッセイ本。
SF、ホラー、純文学、ラノベ、レア本を、こよなく愛する5人の乙女のオタク生活を描いたもの。
いきなりダメだししますが、何でこのジャンルに “ミステリ” がないのだ?
おそらく日本で1番読まれているジャンル(広義の意味も含めて)は、ミステリだと思うのだが。
登場人物の主人公・SF好きの早川さんの名前にちなみ(?)、本書の出版元は早川書房。
早川書房といったらSFだけど、同等にミステリも早川書房の代名詞でもあると思うのだが。。。
大体にして、レア本オタクの国生というキャラは、終始立ってない。
立っていないどころか、いるのかいないのか気づかないような、いてもいなくてもどうでもいいキャラを作るくらいなら、ミステリオタクのキャラを何故作らなかったのか。。。( ̄ー ̄メ)o゛
謎です。
構成としては、1ページの半分に4コマコミックを、残り半分に地の文というか、注釈文(解説文)みたいなのがある。
確かに、オールカラーはキレイで見やすいです。
ですが、1コマ1コマの背景が雑。
雑っていうか、背景がなく白いものが多い。
オールカラーにして売るんだったらもっと商業意識がないとだめじゃないの、これ。
個人のしかもど素人のブログレベルのものをそのまま商品にするとは、なんと図々しい事か。
また、キャラクターの髪の色や長さで誰かを判別できる程度のヘタウマ絵。
なるほど、プロの漫画家になれなかったからこそ、ブログでチマチマ描いていたのかと思うような絵。
日本人は絵を描くのがプロでなくても上手な人がかなり多く、ネットでも素人が描いた絵をたくさん見慣れているので、著者の画力に驚嘆するようなものは感じない。
1番気になったのが、注釈文というか、説明文?
小説でいうと地の文に相当するような文章があるのですが、コミックを見ながら、横目で文章を読むという作業を交互に行うのは疲れる。
普通のコミックのように目線を自然に流せないし、上から下にサッと目線を走らせるだけで読める4コマの長所を潰している。
ブログが4コマで描いているのか知りませんが、ブラウザと書籍では見方が全く違うので、書籍の場合は、コマを大きくして、なるべく説明文のような長い文章は避けるべきじゃないでしょうか。
それと、本好きが読むことはわかっているはずなのですが、本好きオタクの生態ばかりが目立つ。
もっと、本好きオタクたる所以でもある、面白い本を紹介して欲しい。
一般的認知度の低い、コアな本を取り上げてくれたら尚良かったんですがね。。。
いまいち、著者の本好き度が低い気がしてならない。
内容が薄く、フルカラーというだけで、¥1,000は高すぎる。
脚本がお粗末なのに、出演者だけ豪華スターをキャスティングした映画みたいです。
個人的には、白黒で全然いいので、半額にしろと言いたい。
しかし、白黒にしたら著者の画力では、誰が誰だかわからなくなるかもしれないですね。(´ー`)┌
※ これ以降ネタバレしてます。内容に関しても、そんなに共感するような話もこれとなく。。。
しいてあげれば64Pの 「終りなき戦い」 ぐらいですかね。
寝ながらどうやって楽に本を読むかという永遠のテーマを取り上げてます。(笑)
これね、風邪引いて寝込んでいる時とか、寝ながらにして本を読みたい人にとっては重要なんですよね。
本書では、 「仰向け派」 、 「うつ伏せ派」 、 「横向き派」 、 「片肘派」 の4パターンを紹介。
本書で言われるまでもなく、どれも試してみましたが難しいですね。
1番楽なのが横向きではあるんですが、仰向けもそうですが、電気の位置で読みづらくなる。
誰かがライトを当ててくれて、ページを捲ってくれるのが1番楽チンなんですが。。。
それともう1つ、本読みとして、1番共感したのが以下の著者の言葉。
“一体いつまで修行を続けたら納得のゆく境地に達することができるんだろう
まだ本を読み始めたばかりの幼い頃、必死に世界を理解しようと一冊一冊の本を丹念に大切に読んでいたあの頃にはもう二度と戻れないような気もしますし”
よくわかる。
読書をしていると、手にした本の世界観だとか、内容が理解不能だったりすることが多い。
子供の頃は同じ本を何度も何度も読み返したりした。
大人になって、もう一度読めばわかるかもしれないと、思ってましたけど、いくつになっても、何度読み返しても、わからないものはわからなかったりする。。。
何でわからないんだろう、自分は本当におバカだと、打ちのめされたりと、本が好きでも楽しいことばかりでもない。
年を重ねるごとに、読書に使える時間も少なくなりますし、出版大国日本の驚異的な出版数に追いつけないしで、流し読み(手抜き)も増えてくる。
日々まさに修行ですよね。。。(笑)
( ゚_ゝ゚) { 『一体いつまで修行を続けたら納得のゆく境地に達することができるんだろう』 夢のまた夢。
テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌