::: SF・ファンタジー ::: ★★☆☆☆
“ブギーポップ”シリーズ第四弾です。
相変わらずの暗いストーリーのパターン化なので、いささか飽きてきました。
まだまだ続刊しているようなのですが、この手の作品は、作ろうと思えばいくらでも作れるので、始めから巻数を指定して完結させないと、ズルズルといってしまいそうですね。。。
少年ジャンプの人気作品のようにダラダラ続けて、機を失うことだけは避けて欲しいところ。
今回の作品は、正直、何がしたいのかわからない内容だった。
というか、シリーズ通して、よくわからない作品ではあるが。。。
わたくしは推理小説が好きなだけに、何がどうしてどうなったと、地に足つけてしっかりと物事を見定めないと、許せないたちである。
というか、わからないことだらけでは気持ちが悪いのだ。
0か1か、白か黒かと割り切れる世界は安心できるのだ。
そういう点で、本書はわたくしにとって非常に不安定な存在だ。
なのに、よくわからないと言いつつも、続刊をどんどこ読んでいるのは、最後を見定めたいという気持ちもあるが、結局のところ、 “ないものねだり” なのだと思う。
自分が望まない感性を持っている人への憧れでもある。
地面にへばりついているわたくしに比べて、著者は、フワフワと空に浮いている存在であるにも関わらず、どこにも飛ばされず、同じ場所でホバリングしてるんだから、すごいよ。。。
読者からしたら捕らえどころのない作品であり、作者であるのだが、作者自身はゆるぎないモノを持っているのだろう。
※ これ以降ネタバレしてます。作品事体が、エンターテインメント性のあるものではなく、読者は楽しみようがない。
じゃ、何故、読むのかというと、絵画を何故鑑賞するのかと似ている。
作品を通して、作者が何を読者に伝えたかったのか。。。?
それを知りたいから読むのだと思う。
平たく言えば、恋人でも、友達でも何でもいいが、相手が何を考えているのか。。。?
無性に知りたい時があると思う。
そういう衝動に駆られたからなんでしょうね。
ちょっと変わった感性を持った人と出会うと、無性にこいつの頭ん中どうなってんのか除いてみたくなったりする。
それと同じですね。(笑)
作品としてはいまひとつですが、1つ伝わってきたことは、人生には、1つや2つ、人に語れないわだかまりが、必ず心の中にある。
忘れたつもりでも、ほんの些細なきっかけでそれが思い出される。
それは、憎悪であったり、悲嘆、後悔、決別。。。様々な思いは負の感情となり、生涯背負い続けることとなる。
忘れることは出来ないが、その苦しみを相殺する方法は、その人自身がこれからどう生きていくか?
それが全てだと思えた。
過去をふり返ることが必ずしも良いことではないし、だからといって自分を傷つける行為も何も生まない。
過去に捕われて、前を見る事も、進むことも出来ずにいる人に是非読んでもらいたいですね。
本書を読むことで、少しでも救いになれば、勇気が持てればと思います。
( ゚_ゝ゚) { 『知恵と勇気があれば、この世にできないことなどないのさ。』 ち、知恵がNOTHING。。。
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