Bk.015 世界の中心で、愛をさけぶ

21:24 Mon 21.03
世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ
片山 恭一 (2001/03)
小学館
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::: 文芸 ::: ★★☆☆☆


図書館で借りました。 すみません。
手にした瞬間、嫌な予感がしました。
ものすごく薄い。。。比例して人間描写も薄いんだろうなぁ。。。と。


結果を言えば、著者は “純愛” をテーマに書いたのではないよ。
人間の生死、“死生観”を表現したかったんじゃないの?
それをこの作品で一儲けしようとした連中が、冬ソナに負けじと純愛に仕立て上げた気がしてならない。
というのもティーンエージャーの恋に、手馴れた大人の恋愛につきものの打算があるわけもなく、当然、誰でもどんな恋愛でも純粋だと思うから。
もったいないな、何故、そこらに当たり前のように落ちてるテーマを全面に押し出しちゃったんでしょうね。
わたくしは著者の死生観のほうがよっぽど面白いと思いましたけど。
その事を延々考えていたから全然泣けませんでしたよ。


本の薄さや、読みやすい文章、主人公が高校生と考えれば、これは大人が読んで充分に満足できる本ではない。
ティーンエージャーをターゲットにしつつも、大人の人もそこそこ読める。
この手法って思いっきり、ハリポタと同じですよね。 (´ー`)┌
読書離れを瀬戸際で防いでいるのが、こんなセコイ手口なのかと思うと淋しい限りですよ。
正直、この程度の本を読むくらいなら、映画を観たほうがいいかもしれません。
ただ、映画で著者の死生観がしっかり描かれているかが問題ですけどね。


わたくしが興味を持ったのは、ちゃちな純愛ストーリーではなく死生観だ。
その中でも数行の下りが好きですし、とても考えさせられるものがある。


あの世って、この世の都合で作り出されたもの

いまあるもののなかに、みんなある。 みんなあって、何も欠けてない。
だから足りないものを神様にお願いしたり、あの世とか天国に求める必要はない。
それを見つけることの方が大切。

好きな人を亡くすことは、なぜ辛いのだろうか。
別れや不在がそのものが悲しいのではない。
その人に寄せる思いがすでにあるから、別れはいたましく、面影は懐かしく追い求められる。
悲哀や哀惜も、人を好きになるという大きな感情の、ある一面的な現れに過ぎない。



などなど、これって特に若い世代に気づいて欲しいことなんじゃないでしょうかね。
自分にないものに憧れるから、それを持ってる人を妬んだり、傷つけたりする。
けど、全ての人間があらゆる可能性を持っている。
ただ、それに気づかなかったり、活かせなかったりするだけ。
亡くなった人のそばには必ず悲しむ人がいる。
そんな残された人や、人を好きになる感情について、わかりやすく教えている。
この本だけが全てではないけど、こんな思想もあるんだと少し目の前が開けてくる。
自殺や、誰かを殺したいという感情に取り付かれてる人は是非読んでみて下さい。
校長先生の下手な説法よりよっぽどマシです。


永久不変の愛 = 純愛 みたいなイメージがありますが、人間は生き続ける以上、あらゆる全てが常に変化しています。
たった1つの思いすら保ち続けることも不可能と言ってもいい。
まさに諸行無常ですよ、ひとへに風の前の塵に同じですよ。
それはとてもつもなく儚く、無常なことなんですね。
物語のラスト、 “儚さの灰” を自然に還すシーンは象徴的でした。





(  ゚_ゝ゚) { 『泣きながら一気に読みました。 By 柴崎コウ』 へぇ〜 σ‐ ̄)ホジホジ( ̄▽ ̄)δ⌒・ピンッ





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Bk.031 蛇にピアス

16:37 Sat 30.10
蛇にピアス 蛇にピアス
金原 ひとみ (2006/06)
集英社
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::: 文芸 ::: ★★☆☆☆


やっとこ図書館で借りれました。
手に取ってビックリですよ。 う、薄い。。。 (´ー`)┌
中味は? よ、余白だらけ。。。 (´ー`)┌
わたくしは集中力が無いので、他の作業しながら本など読めないタイプなんですが、本作は1時間、しかもTV見ながら、ダビングしながら、サクサクっと読んじまいました。


あらすじをあえて一言で表現するなら、

『ティーン向け(?)、変態3人組のSM官能日記』


ってことで、辛口レヴュー逝ってみよう!
文章表現は限りなく稚拙。
話し言葉の羅列、小説というよりは、中学生の作文?
もしくは、夏休みの宿題の日記みたいです。
物語りに深みがなく、浅い部分を撫でてるだけなので、今時の若者の刺激的な生活の描写ばかりが目立ってしまっている。
登場人物も3人だけ。 その中で殺人が起きる。
犯人は誰? なんて猿でもわかる。(ハズ)
3人操るだけで精一杯なんでしょうけど、それにしても簡素すぎだ。
また過激だと言われている、エロ・グロ表現も個人的には大したことなかったです。
というのも、10歩も100歩も漫画の方が社会情勢を先行ってますから。
漫画からの影響が大きい現代なんで、 へぇ〜そうなんだぁ〜 くらいの受け止め方しかできませんでした。
ニュースの特集などで、夜の渋谷を徘徊するギャルたちの私生活をドキュメントしてる番組を小説にしたようなもんです。


個人的には、半分は作者の実体験、半分は想像の産物という感じにみえましたね。
性描写、ピアス、刺青などの知識は想像じゃどうにもならんしな。
しかし、性描写に関して言えば、エロスにあらず、ただの卑猥文ですかね。
文学的なエロスではなく、AV系エロで見たままをそのまま実況されてる感じです。
かなりエロ芸術面では差があるわ。
せめて、 チ○コ を ペ○ス にして欲しかったよ。。。
チ○コって、小学生並みのボキャブラリーじゃないですかい?


これだけけなしても良かった部分もあった。
3つ4つ印象に残るフレーズだ。

『その終わりは地獄からの解放のようでも、天国からの追放のようでもあった。』

なんて、セリフは赤面しそうなほどクサいけど好きだ。


芥川賞のハードルの高さが、年々低くなってきてる今日この頃。
そろそろアリでも飛びこせそうじゃないですか?
そもそも選考委員の作家が、いつまでもその席を譲らず、のさばっちゃってるんだから、 ┐('〜`;)┌ だめだこりゃ。。。
出版社や、書店はこれを機に書籍の売り上げに期待してるとこなんでしょうけど、読者はそんなこと考えてませんよ。
キミらの策略は、 『俺でも、私でも、芥川賞作家になれるかも!!』 なんて変な自信つけちゃった作家志望のド素人を生んだだけですよ。

そもそも芥川賞は、優れた純文学作品に贈られる賞ですが、感性や期待感だけで受賞できるなら、文学なんて勉強しなくてもいいね。
売れれば、作家の質が落ちてもかまわないってことなんでしょうね。





(  ゚_ゝ゚) { 『人間に命を与えるなんて、神は絶対サディストだ』 作者も相当SM好きそうだね。。。







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