Bk.081 46番目の密室

20:42 Thu 11.10
46番目の密室 (講談社文庫) 46番目の密室 (講談社文庫)
有栖川 有栖 (1995/03)
講談社
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::: ミステリ ::: ★★★★☆


火村(作家アリス)シリーズ第1弾。
推理作家のアリス(作者と混同するのでカナで明記)と、犯罪学者の火村は、クリスマスに巨匠作家・真壁の別荘・星火荘に招待される。
その後、地下の書庫で、真壁が密室状態で殺害される。
時を同じくして、別の部屋でも正体不明の男が、真壁同様に密室で殺害された。
火村とアリスは警察に協力を求められ、2つの密室殺人に挑む。


10年くらい前に1度だけ読んだので、今回は再読ということになる。
すっかり内容を忘れていたので、再読だけど初読のように読めて楽しかった。
それにしても、認識を改めねばならないことがあった。
火村シリーズ最新作 『乱鴉の島』 を読んだ時は、火村のキャラクターはクールで、物静かな大人という印象だったのですが、本書(火村デビュー作)では、結構、男らしい男だったのだなぁと気づいた。
今更? (´〜`)
一人称が “俺” だとか、語尾に “〜だぜ” がつくとは思ってもみなかった。
しかも、言葉使いはわりと乱暴ですよね。。。(アリス限定だと思うが)
デビューから20年以上も経過すれば、火村センセも大人になるでしょうが。。。(´ー`)┌
でも、アリスは相変わらずのお人好しさんの天然ボケという感じで、こいつ全然変わってねぇよと思わず笑っちゃいましたが。。。(笑)


肝心のミステリですが、実行可能かとか、現実的かどうかは別として、80年代後半から90年代にかけての当時の本格ミステリの懐かしさを感じました。
アリバイトリックでもなく、叙述トリックでもなく、堂々の物理トリック(古典的密室殺人)です。
叙述トリックでないと断言してしまうのは、ある意味ネタバレかもと思ったりもするが、著者の場合、正々堂々、正統派の本格ミステリが売りなので、よしとしよう。(´ー`)┌
コテコテの密室殺人なので、ミステリに斬新さ、新しさを求めたい方には古臭く感じるかもしれない。
わたくしは、見たこともない材料で、誰も食べた事が無いような奇抜な料理を出されるよりは、冷蔵庫の中にあるあり合わせの材料で、うまい飯が食える方が好みなので、古典的な手法のミステリーが肌に合っているということでしょうね。
密室殺人のようなハウダニットを目的としたミステリーは、一目瞭然というか、くどい解説無くして、読者に強烈なインパクトを与えることができますよね。
いかにして成し得たか? これを単純に突き詰めて考えられるところに面白さがある。

また、 “46番目の密室” というタイトルも印象的。
本書では、作中作として、 『45番目の密室』 なるミステリが存在する。
さらに、 『46番目の密室』 というタイトルのミステリが執筆中という設定になっており、結果的にそれがどんなミステリ(密室トリック)なのかわからず仕舞いではあるが、本書のタイトルと同一な為、一種のパラレル・ワールドになっている。
火村シリーズがいつの日か終決を迎える時、最終作で “46番目の密室” が使われたら面白いですけどね。
本書 『46番目の密室』 で火村シリーズが幕を開け、 “46番目の密室” という密室トリックで幕を降ろす、なんて粋な設定だと思いますが。。。(笑)











※ これ以降ネタバレしてます。





































わたくしが本書で注目したいのが、密室の物理的なトリックではない。
もちろん、物理トリック自体も、よく考えられているとは思います。
ただ面白かったのが、犯人の犯行が、半分計画通り、半分衝動的という不可思議な状態で読者の前に提示されたこと。
たしかに、元々の殺害する相手は、自分が仕掛けたトリックで殺害することに成功しているが、その後がおよそ推理作家らしからぬ行き当たりばったりの衝動的犯行であるのが面白い。
真壁を殺害しているところを、第三者に目撃され、口を封じる為に予定にない殺人を行う。
ところが、それすらもアリスに感づかれるという運の無さ。。。(´ー`)┌
自らのアリバイを証明するはずの、石灰の粉が、逆に犯行を証明する手掛かりとなってしまう皮肉さ。
中核は、この石灰の粉を使った心理的なトリックだと思う。
これありきの上での、物理トリックだったのだろうと思うほど、論理的だし、説得力があった。

また、石灰の粉のトリックを使うために、ミスディレクションとして行われたイタズラ事件ですが、これもまんまとダマされましたね。
特に、安永彩子の部屋の窓に、スプレーでハートマークが描かれていたという伏線。
石町からのメッセージだったわけですね。
ここで、このイタズラの張本人が石町だったということに気づかないわたくしのおバカ!
男性とは思えない、繊細で緻密な伏線張りますよね、著者は。







(  ゚_ゝ゚) { 『人を殺したい、と私自身が思ったことがあるからです。』 出た、火村センセの名セリフ。







テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

Bk.009 白い兎が逃げる

16:14 Mon 05.03
白い兎が逃げる 白い兎が逃げる
有栖川 有栖 (2007/01/11)
光文社
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::: ミステリ ::: ★★★☆☆


予想に反して、面白かったです。
って言ったら失礼なのですが。(´ー`)┌
有栖川センセの短編は、正直なところあまり期待していなかった。(オイ)
よって、これも失礼ながら、図書館でお借りしました。(スマン)


わたくしは、文庫版(2007年)で読んだのですが、既にノベルズ版(2003年)が刊行されている。
本作は光文社から発行された有栖川センセ初の書籍であり、そこでカッパ・ノベルズ・デビューするなら、鉄道ミステリを書きたかったと、センセはあとがきで語っています。
光文社のカッパ・ノベルズと言えば、旅情ミステリのドン(首領)・西村京太郎先生が思い浮かぶ。
西村京太郎といえば、鉄道ミステリ。。。時刻表を片手にアリバイ崩しだ。
そこで、 『白い兎が逃げる』 という作品が登場したのか。
なんて、勝手に独りで納得してます。(´ー`)┌
西村先生へのオマージュというわけでもないのだろうが、著者はかなり遊び心がある。
『不在の証明』 や、 『比類ない神々しいような瞬間』 にしても、どこか皮肉った(良い意味で)作品に思える。
皮肉というと言葉は悪いが、切れ味鋭い皮肉は、時として優れたジョークにも変幻するもので、笑いで例えるなら、誰もが腹を抱えて笑える通俗的な冗談ではなく、わかる人が聞けばクスリと頬を緩める、粋なまでのブラック・ジョークに近いのではと思います。
そんなクールさが好きだったりする。(´v`)


後日、本作を購入したいと思っているのだが、悩むのが、ノベルズ版を買うか、文庫にするかだ。。。
装丁としては、ノベルズ版の方が好みなのだが、あとがきのお徳感は、文庫だろうし。。。
あぁ〜どうしよう。。。










※ これ以降ネタバレしてます。





































短編が3編(『不在の証明』、『地下室の処刑』、『比類ない神々しいような瞬間』)に、中篇が表題作でもある 『白い兎が逃げる』 1編。
4編が年代別に収まっているのですが、不思議なことに、順番に作品としての質が良くなっていること。
良いか否かは、わたくし的な好みの問題でもあるわけですけど。。。



・不在の証明

でました、双子モノ(?)
ミステリー作家たるもの一度は使う設定ですね。
双子という設定を利用した、アリバイトリックです。
双子といったら、替え玉によるトリックと考えそうですが、さすがに、そこまで単純ではない。
読む側もお手つきすることなく、犯人の目星はつくし、トリック自体もさほど難しいものでもない。
しかし、見破るのは難しいのだ。
それもこれも、首を絞めた人間が、被害者の元に戻ってきた(止めを刺すためか、助けるためかは不明)という話や、文鎮で人を殴り殺した事に動揺して、近くのゴミ箱に凶器を捨ててしまったという話も、火村センセ(著者)の推論でしかなく、果たして、そこにたどり着くまでに、登場人物達の人間描写(伏線)があったか? というと疑問。
個々の想像力と感性の問題という気がする。
ただ、第一容疑者だった双子の兄の、 “現場不在証明” が証明されて、犯人の “不在の証明” が証明されるという言葉の遊び方や、皮肉な展開は面白かったです。



・地下室の処刑

トリックが良かったです。
テロリストに拉致された刑事が、奇妙な殺人事件の目撃者となる奇抜な設定。
タイトルからして、痛そうなストーリーなのかと用心したが、著者の美的センスが許さなかったのか、酷い描写とかは全くなく、というより、あまり現実味を帯びない幼稚なテロリスト達だった。
正直、わたくしは死んだ男が自分でワインに毒を入れたんじゃないかと思ってたのですが、まさか、犯人が、 “安楽死が出来る毒薬” が、本当に安楽死出来るのか否か、その真贋を確かめるために、他人の命を利用して実験を行ったとは。。。
殺害を否定していた犯人自ら、 “畜生” とか、 “いつ死んでもいい” 、 “希死念慮” といった、自白とも言えるキーワードを残していた。
“死” に対する関心と、 “死に様” に対する畏怖は、見事なまでに比例するものなんですね。
関心が高ければ高いほど、死に際を想像した時の恐怖感も、それ相応に高いってことなのか。。。
火村が “希死念慮は自覚するか?” と、犯人に質問をした時に、あっさりと否定した事からも、自殺に対しての関心や興味は高いものの、生死に対して正常な判断が可能な状態であることがわかる。
だが、生きていく中で、今、死んでもかまわないと思った瞬間に、安楽死できる薬を手に入れているという、“保険”が欲しいばかりに、他人の命を平然と奪う、それに対する感慨も持たない。
そういう意味では、この犯人は正常な精神の持ち主ではない。
テロリストというのは、己らの目的達成の為には、暴力的行為も厭わない非道な連中であり、シャングリア十字軍なんてチャラ臭い名前のテロ集団よりも、もう1人の容疑者の女のように、幼稚な思想を掲げるよりも、自分の理想的な死に様の為に、人を殺すことも厭わない人間の方が、遥かに非道で、凶暴なテロリストに思える。



・比類ない神々しいような瞬間

全体的にとてもバランスが良い作品。
ダイイング・メッセージの謎が、贅沢にも2つ用意されている。
わたくしはどちらもわかりませんでしたが。。。
1つ目のダイイング・メッセージは、香道にまつわるもので、“お香を聞く(嗅ぐ)” という雅な世界を知らないわたくしにはとても興味深い内容でした。
お香には、源氏香と呼ばれる遊びがあり、香りの種類ごとに、源氏物語の巻名になぞらえた名前やマークがある。
その香りを聞いて、名前を当てるゲームだそうです。
利き酒ならぬ、聞き香りってことですかね。
被害者はその源氏香の1つ 『明石』 を表すマーク、すなわち犯人の名前を残した。
2つ目は、千円札(夏目漱石)を握りしめて死んだ男のダイイング・メッセージ。
犯人は夏目なる人物か? お札の製造番号から殺害日を特定したのか? と思わせながら、実は、お札が印刷される場所が、大蔵省から財務省に変更され、その改訂された新札が出回った日付を利用したトリックだった。
実際の犯行日よりも以前に殺害されたように工作した犯人だが、工作した日付よりも後に出回った新札を被害者が握りしめて死んでるのだから、いい訳のしようもない、決定的な証拠となってしまったわけだ。
犯人どころか、被害者すら知らずに残されたダイイング・メッセージであり、まさに、比類ない神々しいような瞬間だった。
ただ、欠点を上げるとしたら、このお札のトリックには賞味期限があるってことですかね。


・白い兎が逃げる

短編でも良かったのでは。。。と思う。
ストーカーに狙われていた劇団の看板女優を守る為に、ナイトの役を任された脚本家が、逆にストーカーに弱みを握られてしまう。
脅迫者となったストーカーを殺害すべく、脚本家が一計を案じるというストーリー。
著者はカッパ・ノベルズ・デビューでウキウキしていたのか、とても遊び心溢れる作品で楽しかった。
『不思議の国のアリス』 や 『うさぎとかめ』 といった物語を引き合いに出しながら、登場人物達にも凝った設定をしている。
ストーカーに狙われる女優の容姿が、白兎に似ているから端を発し、ストーカーがブンブンと纏わりつき、意表をつく攻撃性も備えている蜂のような男として表現され、その名前も蜂谷。
昔話『うさぎとかめ』 で、昼寝をしている兎を追い越す亀というところから、脚本家には亀井という名。
しかも、この亀さんは、アリバイトリックとして、本当に兎ちゃんを追い越すのだ。
構成がとても凝ってますね。
ただ、鉄道ミステリにしては、火村センセらの会話の中でしか、アリバイトリックを検証できないのが難点。
実際に、時刻表が掲載されているわけでもないし、手元にあるわけでもない。
本物の時刻表も毎年(半年?)改訂されるわけですし、そう考えると、著者にしてはフェアとは言い難い作品だなぁ。
あとがきで、時刻表を使った鉄道ミステリを苦手とする人にも楽しんでもらいたいという著者の言葉を見つけ、そういう意図があってのことなのかと、多少は納得。
納得できない部分としては、同じ列車に乗っていた犯人が、駅で兎ちゃんを待っていたかのように見せるトリックは、トリックって言えるようなもんじゃないのが残念。
そんなん、列車が着くまえに出口に待機していて、兎ちゃんに気づかれる前に降りて、ホームで待っていたかのように振る舞えばそれまでじゃんと、あっさり誰でも思いつくわけで、まさか、そんな単純なことじゃないだろうと、驚愕のトリックを期待していたのだが。。。











(  ゚_ゝ゚) { 『盛り上がっていたんですか?』 何気ない突っ込みが笑える。さすが関西人。







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Bk.058 乱鴉の島 Nevermore

02:16 Thu 07.12
乱鴉の島 乱鴉の島
有栖川 有栖 (2006/06/21)
新潮社
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::: ミステリ ::: ★★★☆☆


大好きな有栖川センセの作品。
“火村シリーズ4年ぶりの新作長編にして、初の孤島もの!” というコピーに、とっても期待してました。

ミステリ作家としてだけでなく、物書きとしてもお手本にすべきと思うほど、文章や構成が上手だ。
とにかく、作品は安定感と安心感と優美さが良い。
もうベタ褒めですが、著者の他作品と比べると評価はいまひとつ。


孤島での殺人事件となると、警察や確定要素に頼ることができないため、登場人物達の言動や物証から、論理的に事件を解き明かさないといけない。
科学的な根拠を突きつけるよりも、火村曰く想像を束ねた棍棒の方が、犯人には一撃必殺の効果だろう。
その点だけでいえば、矛盾を感じることなく犯人に到達できる作品作りは素晴らしいと思う。
ただ、ドラマ性という点では些か物足りない気もする。
烏が群飛ぶ、黒根島という無人島での殺人事件ともなれば、横溝正史の 『獄門島』 のようなおどろおどろしい連続殺人が展開されるのかと、期待しがちだが、派手なパフォーマンスは無く、トリックも凝っているわけでも無く、ひたすら地味である。
良く言えば現実的な演出であり、シンプルな本格を真摯に目指したと考えるべきか。











※ これ以降ネタバレしてます。






































本書が出版されるまでの4年間に世間ではいろんな事件や、社会現象がありました。
本書ではホリエモンチックなIT長者が、永遠の命を求めて、黒根島に上陸してきます。
もちろん死体役ですけどね。(´ー`)┌
その流れから、インターネットを利用しての株の売買が、物語では重要な鍵になります。
そしてもう一つは、クローン技術です。
ES細胞の研究で、韓国の研究者が話題になった事件を本作で活用したのだと思われます。
そのせいか、ミステリを書くために必要だったというよりは、興味のある素材が寄り集まったら、面白そうなネタになったので、ミステリにしてみたという印象が拭えない。
例えていうなら、スキヤキを作るはずだったのだが、冷蔵庫に残っている食材を見たら、寄せ鍋にピッタリだったので、夕飯は鍋にしてみたという感じです。'`,、('∀`) '`,、
だからといって、決して内容が悪いというわけではないのだが、もっと面白い作品を書いてきた著者を知ってるだけに、物足りなさは感じずにはいられない。


本書でてこずったのは、やはり、アリバイでしょう。
わたくしミステリで時刻表と、アリバイ崩しが1番苦手なんです。
つまり時間経過を頭の中で構築できないんです。(つд`)
複数の人間が、殺害時刻にいつ、どこで、誰と、何をしてたっていう、行動の洗い出しが出来ない。
ですから、犯人は最期までわかりませんでした。
タイムテーブル作るのに、ページを遡って読むのもメンドイしね。(´ー`)┌
アリバイ以外にもヒントはあったんですが、アリバイが崩せないとだめじゃんと思った瞬間にあきらめちゃいました。'`,、('∀`) '`,、
ただ、読み終わって本作は、犯人探しがメインではないだろうと思いました。
犯人の殺害動機とか、殺害トリックはお世辞にも上手とは言えないですから。
黒根島に集結した人々の目的を探ることこそに、重点があったように思う。
それは海老原瞬の亡き妻と、彼自身のクローン人間を誕生させ、自分が死んでも、クローンとして蘇り、再び現世で共に暮らすことが最終目的だった。
しかし、クローンは100%同じ人間ではないし、育った環境が違うことが影響して、計画通りに2人が愛し合えるとは限らない。
その為に、黒根島にいとこ同士の鮎ちゃんと拓海くんを旅行と称して連れてきて、故意に環境を作り上げることで、2人に恋愛感情を持たせることが可能か?
もしくは2人の絆をより強固にすること、いわば恋愛予行演習をするために集まった人々だった。
壮大なお見合いとでも言うべきか、はたまたリアルな恋愛シュミレーション・ゲームか。。。

本文中何度も、現在の医療技術では、ヒトのクローンはできないと書かれてましたけど、わたくしは早い段階で、実は藤井先生がひそかに成功させていて、既にクローン人間が存在してると仮定してました。
その子供が鮎ちゃんと拓海くんなのだと。。。
わたくしの予想は結果的にははずれですけど、その方がいかにもミステリのオチっぽくないですか?
単なる著者の引っ掛けだったんですかね?
それとも単純に医療監修で、非現実的と言われたのでやめたのか?
わたくしは、著者が倫理(美学)に反するような事柄は、フィクションといえども書きたくなかった、という気持ちがそうさせたのではと感じました。
エレガントなロジックには無粋な結末ですしね。

有栖川センセには申し訳ないが、文庫になったら買います。(´v`)











(  ゚_ゝ゚) { 『あるのはただ、想像を束ねた棍棒みたいなものです。』 これこそが探偵の武器ですね。







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