Bk.018 吸血鬼はお年ごろ - 吸血鬼よ故郷を見よ -

18:45 Sun 12.03
吸血鬼よ故郷を見よ―新・吸血鬼はお年ごろ 吸血鬼よ故郷を見よ―新・吸血鬼はお年ごろ
赤川 次郎 (1984/01)
集英社
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::: ミステリ ::: ★★☆☆☆


第三作目。
段々と主役のエリカを食いはじめた、クロロックの親父。
著者としては、等身大の自分を描きたくなるんでしょうが、出すぎ
まぁ、どのキャラより立っちゃってるからしょうがないか。(´ー`)┌
そして、段々とミステリというよりは、ファンタジー(アンチね)傾向になってきてます。
人は殺されますけど、ユーモアたっぷりすぎて、真面目に謎解きなんてしちゃいらんねぇ。(゚∀゚)
現代のファンタジーって、アンチ傾向だから時代に合ってるっちゃ、合ってるんだと思います。
そんな中でも一番ミステリらしいっていったら、 『吸血鬼社長、がんばる』 と 『悪魔は夜によみがえる』 なんでしょうね。


気がかりなのが、クロロックの親父と、涼子ちゃんの一人息子の虎之介ちゃんは、最新作では成長しているのだろうか?
本作の初版は1984年で、この時まだ這い這いしてる乳幼児。
普通に計算してたら、20歳過ぎになるはずなんですが。。。
今もまだ、 『ばぶ〜』 しか言えないイクラちゃんのようだったら怖いなぁ。 (´ー`)┌
このシリーズも 『渡る世間は鬼ばかり』 のようにキャラクターが成長していったら面白いのになと思ったりして。








※ これ以降ネタバレしてます。


























● 吸血鬼社長、がんばる

ねずみにキャビネットの資料を盗ませるというトリック。
ありえない。
いや、まてよ! スチュアート・リトルなら可能かも。。。?(アホカ)


● 吸血鬼よ故郷を見よ

恐怖の人体発火現象は、ヒスばばぁのひとにらみ。
学生の頃、この作品を読んで、この能力が欲しいと心底思っていた。(オイオイ)
子供も大人も危険な火遊びは大好きだったりする。(オイオイ)


● 悪魔は夜によみがえる

女性教師のゆとり教育に従えないと、校長率いる、クラス中の親が自分の子供に一服盛り、授業中に居眠りするように仕向ける。。。という、本末転倒なストーリー。
“子供の為” のはずなのに、わけのわからん薬をよく飲ませたなぁと、ヘンなところで感心。
その薬で、脳みそパッパラパ〜になるかもしれない、というリスクは考えなかったのか?


● 吸血鬼博覧会

松本デンキの社長で、“経営の神様” と言われる松本幸之助なるキャラ登場。
あらら? 某大手企業のパロディですか?
しかも、愛人までいる設定。(o゚c_,゚o) プ
著者は、電気製品が気に入らなかったんですかね? その腹いせにとか。。。










(  ゚_ゝ゚) { 『首をねじ切って、おひなさまとすげかえてやる!』 吸血鬼社長、怒る。。。





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Bk.005 吸血鬼はお年ごろ - 吸血鬼株式会社 -

15:30 Wed 04.01
吸血鬼はお年ごろ―吸血鬼株式会社 吸血鬼はお年ごろ―吸血鬼株式会社
赤川 次郎 (1982/08)
集英社
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::: ミステリ ::: ★★☆☆☆


『吸血鬼はお年ごろ』 の2作目。
副題は、 “吸血鬼株式会社” とありますが、実際にクロロックのオヤジがやとわれ社長になるのは、3作目以降ですけどね。


『第一話 吸血鬼ドラキュラ・スーパースター』 では、
文化祭での演劇『吸血鬼ドラキュラ』で、演出を担当することになった、同級生の久子が発した、「殺される・・」という言葉と、久子が過去に失っていた記憶の謎にエリカが迫る。
クロロックのおやじが、文化祭で吸血鬼役にチャレンジ!
プロゴルファー・さくらちゃんのおやじみたいだよ、ノリがさ。 (´ー`)┌

『第二話 静かなる誘拐』 では、
ふとっちょのみどりが、エリカの代わりに2度も誘拐されてしまう。
その背景には、二つの村の奇妙な争いが原因だった。
どう考えても、やせの千代子を誘拐するだろうに、何故、ふとっちょで、しかも大食いのみどり?
クロロックのおやじの寝床が、中味をくり貫いたソファーっていうのが、おしゃれ(?)
けど、今回のおやじ、いくらなんでも乱暴すぎ、人殺しには、殺しで報いるなんてさ、それでも人間か!?
。。。人間じゃないからいいのか? ( ̄〜 ̄)

『第三話 吸血鬼株式会社』 では、
新宿駅前で、献血車が強奪されたり、エリカの後輩かおるの祖父の遺体が盗まれたりと、無関係に思われた事件は、一本の糸でつながっていた。
『もしもこんな病院があったら・・・』 って、ドリフネタができそうなくらい、ブラックな病院が描かれています。
現実にはありえないよぉ!'`,、('∀`) '`,、 って、断言できないところが、現実的なのね。








※ これ以降ネタバレしてます。


























クロロックのおっさんと、涼子ちゃんとの間に、虎之助くん(長男)誕生ですよ。
しかも、涼子ちゃんは、1作目の事件の被害者で、エリカと同級生だっつ〜んだから、おっさんがんばったよなぁ。 (´ー`)┌
巻数を増すごとに、キャラクターたちが、著者の意思に反して(?)活きていく(好き勝手に歩き出してる)作品って、そうそうないですよね。
それだけ、読者に愛されてる証拠でもあるか。


一話と二話はともかくとして、三話は、もうちょっと手を加えれば、ミステリとして面白い作品になったと思います。
新宿駅で、現金輸送車でなく、献血車が強奪されるという設定は、面白いし、意表を突くアイデアだ。
献血した血液に秘密が隠されているという点も、ミステリらしい。
けど、ラストで遺体をイジっちゃうのは、ジュニア向けとしてはどうなのよ? (´ー`)┌
死んだ人を 『貸してください』 っていっちゃう主人公や、遺体の顔に糸をつけて動かす千代子とかさ。。。
遺体を貸し借りしたり、マリオネットのように扱ったりって、モノじゃないんだよぉ〜〜
ちょっとやりすぎなんじゃないのと思いました。
昔の作品だし、漫画的要素が多分にある物語だから、目くじら立てることもないのだが、個人的には、 “殺人” を題材にしたシチュエーションよりも、 “死” を軽く扱う演出の方がまずい気がするんですけどね。










(  ゚_ゝ゚) { 『勤務時間は夜九時から朝五時まででもいいのかな?』 吸血鬼用シフトになります。





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Bk.004 吸血鬼はお年ごろ

15:32 Tue 03.01
吸血鬼はお年ごろ 吸血鬼はお年ごろ
赤川 次郎 (1981/12)
集英社
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::: ミステリ ::: ★★★☆☆


赤川作品では、三毛猫か、吸血鬼か、ってくらい、大人気の作品。
『吸血鬼はお年ごろ』 シリーズは、ジュニア向けのミステリだ。
タイトル通り、吸血鬼と人間とのハーフの女子高生・エリカが大活躍する物語。
内容こそ違えど、イメージとしては、 『ハリー・ポッター』 の女版に近い、ファンタジー・ミステリーなんでしょうね。
でももしかしたら、わたくしは読んだことがないのですが、 『ズッコケ三人組』 の方が近いのかも。。。


それまで、普通の人間社会(?)が舞台のミステリーだったものが、著者は、三毛猫や、吸血鬼が殺人事件を解決してしまうという、奇抜なアイデアのミステリを発表したのだから、当時としては、衝撃的だったと思います。


『第一話 永すぎた冬』 では、エリカと父親で吸血鬼のクロロック、親友のみどりと、千代子といった、本シリーズの最重要(?)メンバーが登場。
著者風に言えば、みどりは最重量にあたいするのだが。。。 (´ー`)┌
テニス部の合宿で起きた惨殺事件を解決していく中で、これらのキャラクターを読者に不自然なく、浸透させてしまうところはさすがです。
食いしん坊のみどりと、シニカルな千代子の、ボケツッコミも面白すぎ。
また、普段はマイペースで、浮世離れした父親も、いざというときは、たよりがいがあり、かっこいいのだ。
チョイ悪おやじってとこだね。
昔も今も、自分の父親がクロロックみたいだったらなぁ〜 と思う人は、多いはず。 (o゚c_,゚o) プ

『第二話 幽霊たちの舞踏会』 では、通学路のお寺に、ノッペラボーが出没するというホラーちっくな事件と、『第三話 女の園に狼が』 エリカたちが通うM女子高に、何故か男子生徒が1人入学してくる。
それと同時に学校に異変が起きるという奇妙な事件に、お笑い(?)三人組と、吸血鬼のおっさんが挑みます。


一貫して、本シリーズのカバー絵は、長尾治さんが担当してますね。
妙に漫画チックなイラストでなく、ポップな感じが良いです。










(  ゚_ゝ゚) { 『ほんの一口だけ・・・』 いけません!!(エリカ、X子)





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