::: ミステリ ::: ★★☆☆☆
学生時代に読んで面白かった、という記憶だけで、図書館で借りて再読。
当時、面白かったと思えた作品は、今では、なんじゃこりゃ? な作品に変わってました。
いや、変わったのはわたくしなんですけどね。
本格ミステリを読みすぎましたね。
ストーリー設定が安直過ぎて、今では手放しで楽しめませんでした。
子供騙の作品ですが、ベッドシーンなどあるので、あまりお子様にはお勧めできません。
当時はあまり気にならなかったのですが、ベッドシーンの描写が直接的で幼稚な感じがしていまいちでした。
というか、初版が84年ですからね。
時代的に20年も経ってる作品なので、あらゆる点で今と比べたらいけないんでしょうね。
そう考えると、横溝正史やアガサ・クリスティの古典ミステリ作品はすごいんだなぁ〜と変なところで感心しました。
しかし、本格でないにしろ、赤川さんの持ち味は、魅力的なキャラクターと、ユーモア溢れる文章ですよ。
代表作品といえば、『三毛猫ホームズ・シリーズ』、 『吸血鬼はお年頃・シリーズ』 が有名ですが、冊数は現在3冊ですが、この 『早川家・シリーズ』 も面白いと思います。
キャラクター設定が、母親が泥棒、長男が殺し屋、次男がまともな弁護士、三男がコチコチの警察官、長女が詐欺師と。
どないな家族やねん!! な設定です。
今でもかなり斬新な設定だと思うので、本格でないところが惜しいです。
本作では、行方不明となった早川家の父親にまつわる事件です。
石油王の宝石を盗もうと企む母親、石油王暗殺の依頼を受けた長男、石油王に取り入ろうとする長女、宝石を守るため警備にあたる三男、家族の内情をただ1人知る次男が、それぞれの家族の目論見を阻止しようと必死なんですが、空回りします。
家族の運命はいかに?
難しいことは考えずに、読めるので幅広い年代に人気ですね。
あと、赤川さん自身、エッセイで書いているのですが、日本語の使い方に神経を使ってるそうです。
確かに、最近の作家で、ことわざの使い方や文章表現に誤りがある作品があります。
言葉は変化していくので、抑えようがありませんが、正しい日本語が失われていくのは嫌ですね。
そういう点でもこれからも活躍して欲しいです。
出来れば、本格買いて欲しいです。
( ゚_ゝ゚) { 『自分の中にある物を全部吐き出してしまったら、死にたくなくなりました。』 良かったね。 正実さん。。。