::: ミステリ ::: ★★☆☆☆
“夏樹”シリーズ三部作完結編。。。らしいです。
前二作を読まずして、三作目を読んでしまいました。
続きモノではないので、問題なく読めます。
今回はノベルズで読んだのですが、かなりボリュームのある作品でした。
読み始めはオカルト・ミステリっぽい感じで、とても引き込まれたのですが、中盤あたりから、方向性が期待していたものとは、微妙にズレてきてしまい、結局いつものなし崩し的なパターンに。。。( ̄−  ̄;)
導入部に関しては、つかみがとても良いので、残念。
それと著者の性的表現がダメですね。
折原一もそうなんですけど、彼の場合は、粘着質な表現が多いのですが、本作の場合は、具体的過ぎるというか、あけすけな感じです。
こういう表現は、著者が女性の場合、あまり嫌悪感はないのですが、男性作者が女性の立場で書かれると、好意的には受け取れないです。
※ これ以降ネタバレしてます。犯人がすぐにわかっちゃうってのは、ミステリとしては面白くない。
そう言いながらも、わたくし自身根拠があったわけでもなく、第一印象で怪しいと思ったヤツが犯人だったわけなんですが。。。(´ー`)┌
それも新聞社に勤務する的場部長は、
“博識すぎ” たという一点のみ。
いくらマスコミの人間だからって、オカルトから、ムー大陸やエジプト文明などなど、おまえは歩く博物館か!? のような人間設定は、無理がある。
極めつけの犯罪動機は
“覚せい剤” というミステリー小説での逃げの一手。
著者は人間描写が下手な上に、設定も安直。
結局、主役の夏樹が謎を解くでもなく、犯人の独白で終わるし、それも後付けばかりで、論理性に欠く。
夏樹の母親は重症な事故から、現実にはありえない驚異的な奇跡の回復をみせるわで、ご都合主義すぎます。
もうミステリなんてどうでもいいんだな、きっと。
単に、自分のオカルト知識や、古代文明薀蓄を披露したいがための小説だったんだろうな。
でも、その薀蓄は結構面白かったですけどね。。。
自説なんでしょうかね?
( ゚_ゝ゚) { 『未開が文明を産むのではない。文明が未開を産むのだ。』 地球は未開のままでいたほうが良かったかもね。。。
テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌