Bk.026 ウェディング・ドレス

20:08 Tue 04.03
ウェディング・ドレス (講談社文庫 く 62-1)ウェディング・ドレス (講談社文庫 く 62-1)
(2008/02/15)
黒田 研二

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::: ミステリ ::: ★★☆☆☆


黒田作品のデビューです。
どういう作家なのか全くわからぬまま読みました。

とりあえず文章は読み易い。
読み易いっていうか、特に修正することなく、児童小説に出来そうなくらいイージー。(笑)
しかし、お子様向きでない設定が致命的。
タイトルが女性の夢(笑)っぽいのに、女性に反感買いそうな設定。(´ー`)┌
わたくしにとってこれが大きなマイナスとなり、評価が落ちました。
さらに言えば、人間描写がひどすぎる。
寒気がするほど安っぽい恋人同士の会話とか、キャラの変動が激しすぎてついていけない。
人物造詣が、薄っぺらで、猫の目のようにクルクルと変わる。
キャラクターは著者の都合のいい駒でしかない。
チェスや将棋は、駒の動かし方にルール(制約)があるからゲームがより一層面白くなるわけで、ルール無視した乱暴な一手だった気がします。

しかしながらミステリとしては、土台が新本格よ再びと思うほど、らしい作品であり、叙述的な構造や、大技の物理トリックなど見所はある。
今後に期待してみる。












※ これ以降ネタバレしてます。






































“ユウくん” とやらが2人いるんだね、と即効でわかってしまうところが悲しい作品である。
女性は、祥子(さちこ)と表記されているのに、男性だけ愛称って違和感あるよね。(´ー`)┌
ただ、時間軸をずらしたパズル的な構成は十分褒められるところ。
とはいうものの、キャラクターの人物造詣がひどいもんだ。
同じような作風の恋愛ミステリとしては、 乾くるみ著 『イニシエーション・ラブ』 がありますが、こっちもこっちで女性の妙にぶりっ子なキャラがムカっときますが、作品の出来としては、後者の方が優秀かなと思います。

物語は、祥子とユウくんのそれぞれの視点で交互に語られていくのですが、サスペンス性がほとんどないので退屈。
ラストでの真犯人との格闘なんか、崖上で犯人と被害者が取っ組み合うシーンでお馴染みの2時間サスペンスっぽくて、アホっぽい上に、シチュエーションが幼稚な演出。

他に、祥子がレイプされるという設定にしても、あまり物語りに優位(必要性がない)とも思えない上、AVを出してくるところで読者層をかなり減らしていると思われる。
叙述的なトリックや、物理トリック(大技ですが)が、初期の新本格っぽくて、思いのほか良かっただけに、他の題材で出来ていたらと思わずにいられない。


わたくしの著者の第一印象は、学歴は立派で、豊富な知識と卓越した計算力はあるが、営業に行かせたら仕事1つ取ってこれそうもない人。。。ですかね。(´ー`)┌










(  ゚_ゝ゚) { 『謎と論理がぐるぐる回るこの一発芸には目眩した』 違う意味で目眩がしました。







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